【シラバス】
この講義では,17 世紀の徳川幕府成立前後の時期から1970 年代まで約400 年にわたる日本経済の変化をマクロ的に概観します。とくに日本の経済発展の国際的・国内的環境と発展のメカニズムの解明に重点をおいて,民間経済の動向とともに,政府の対外政策,財政・金融政策,産業政策について考察します。
この講義は、教室での授業(「日本経済史a」)とe-learning による授業(「日本経済史b」)からなるセット科目です。
「日本経済史a」は、以下の講義テーマのうち(7)〜(13)について教室での授業を行ないます。
「日本経済史b」は、e-learning による授業で,教室での授業は行ないません。履修者は,Web 上で配信される(1)〜(6)および(14)〜(22)の講義を,一定の期間内に曜日あるいは時間帯を問わずに自分のスケジュールにあわせて履修し、レポート(2回)を提出することになります。
<「日本経済史」レポート作成に関する注意事項>
- レポートは,学籍番号・学年クラス・氏名・タイトルを明記してください。レポート用のフォーマットは,「教育支援システム」→「レポート」からダウンロードできます。(フォントはMacの場合はOsaka,Windowsの場合はMSゴシックあるいはMSPゴシックを使用してください。)
- レポートの長さは各3,000字前後,提出期限は7月15日(木)24.00です。期末試験の受験資格は,指定の期日までにレポート2本を提出済の受講者に限ります。
- レポートは,Ⅰ(徳川時代)【(2)~(6)】,Ⅱ(近現代)【(14)~(22)】について各1本、計2本を、「教育支援システム」を通じて一緒に提出してください。レポートは,Ⅰ,Ⅱともに,講義内容をふまえた上で,専門科目としてふさわしいと思われる課題を設定し,かつ講義との関連がわかるようにしてください。何をテーマに選ぶかは採点の基準のひとつになります。また,講義と内容的に関係のないレポートは評価の対象としません。
- 参考文献はかならず明記してください。
参考文献とは研究書・研究論文のことで,研究文献に相当しないインターネットのサイト,高校の教科書,小説等は含みません。1つのレポートについて,少なくとも3つの参考文献を利用してください。参考文献は,「講義要綱」にも掲載されていますので,参考にしてください。研究成果は,たえず蓄積されていくものです。それぞれのテーマについて,現在の研究水準にみあった参考文献を利用してください。どのような参考文献を利用しているかは,採点の基準のひとつになります。
- レポート2本とも,同じ参考文献(とくに教科書的通史)を利用して書いている履修者がみうけられますが,内容次第では評価の対象としない場合もありますので,注意してください。
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【担当教員】
杉山伸也 |